最高のエスプレッソの楽しみ方
『エスプレッソ』は飲んでいますか?
カフェに行くと必ずというほどメニューにあるエスプレッソですが、コーヒー好きな人でもエスプレッソとは実際にどんなものか知らない人も多いようです。
エスプレッソの楽しみ方を知らないと、「あなたの人生は損しています!」というくらい、エスプレッソには楽しさがあり、知っているだけで大人のコーヒーの楽しみ方を味わうことができます。
今回はそんなエスプレッソに着目して、「最高のエスプレッソの楽しみ方」を紹介していきます。
- エスプレッソって何?
- 楽しみ方その1|イタリア系 or シアトル系
- 楽しみ方その2|新鮮さの目安「クレマ」とは?
- 楽しみ方その3|砂糖のチョイ足し
- 楽しみ方その4|イタリア人になりきって飲む
- さいごに
エスプレッソって何?
皆さんはカフェに行った時に「シュー」と音を立てている機会を見たことはありますか?
「エスプレッソ」とメニューに書いてあるお店なら、たいていこの機会は置いていると思います。
エスプレッソはこの機械を使って淹れるのです。(上写真)
イタリアを発祥とするこのエスプレッソ(espresso)は深煎りした豆を細かく挽き、エスプレッソマシンで圧力をかけます。
圧力をかけることで、一気に液を抽出してコーヒー豆が持つ個性をダイレクトに伝わるエスプレッソが出来上がります。
楽しみ方その1|イタリア系 or シアトル系
イタリア系ではエスプレッソはストレートで飲むのが一般的です。
イタリアではほとんどの人が毎日、社交場とされるバールで、エスプレッソに砂糖を加えるスタイルでコーヒーを楽しんでいます。
シアトル系でもエスプレッソは愛されていますが、こちらではストレートではなく、ラテやカプチーノ、シロップを使って飲むというスタイルが一般的です。
したがって、日本で普及しているスターバックスやタリーズといったカフェはシアトル系ということになります。
あなたのエスプレッソスタイルはイタリア系?それともシアトル系?
楽しみ方その2|新鮮さの目安「クレマ」とは?
エスプレッソには「クレマ」と呼ばれる層ができます。
エスプレッソを注文したとき、カップの中で液面が泡に覆われているのを見たことがある方もいると思います。
挽いた粉に圧力をかけると、コーヒーに含まれる炭酸ガスも液に含み抽出されます。
液面を覆う泡の正体はこの炭酸ガスなのです。
このクレマは鮮度が落ちている豆の場合は発生しません。
ですので、クレマが多ければ、使用されたコーヒー豆は新鮮だということが分かります。
そしてクレマが良質なら、厚みがあって消えにくいものになります。
カフェで注文したら、そのお店の豆が新鮮なのかどうかはクレマを見れば分かってしまいますね!
楽しみ方その3|砂糖のチョイ足し
コーヒー好きなら「通ならブラックで」という思いから、砂糖を入れずにエスプレッソを飲もうとする方もいます。
しかし、実は「通だからこそ砂糖を入れる」のです。
砂糖を入れることで、無糖では隠れていた味を引き出し、新たな味わいを楽しむことができます。
エスプレッソの苦味を消さない程度に砂糖を加えてみましょう。
ちなみに、本場イタリアでは砂糖を入れて飲むのが一般的です。
エスプレッソをストレートで飲むのは日本人くらいだ、とも言われているようです。
彼らは砂糖を入れてかき混ぜずに飲み、最後に残った砂糖をスプーンですくって食べる人、砂糖を入れてかき混ぜて飲む人など、スタイルは様々あるようです。
楽しみ方その4|イタリア人になりきって飲む
スポーツを始めるとき、まずはプロ選手の真似から入ることも上達の1つと言いますね。
コーヒーもそれと同じです。
美味しく楽しく飲みたいなら、まずは真似から!
ということで、イタリア人になりきって、彼らの飲み方を真似てみましょう!
彼らは3口程度で一気に飲み干します。
一口目は香りとクレマを楽しみます。
二口目はエスプレッソに凝縮された味を楽しみます。
最後は砂糖を加え、それによって引き出される味を楽しみます。
さいごに
「苦い」という印象を持たれやすいエスプレッソですが、その「苦い」の中にはたくさんの楽しさと奥深さがあるのがエスプレッソです。
カフェで注文すると、かなり少量で出されますが、エスプレッソは量が多いと逆に渋味や雑味が出てしまい印象の悪いものになっなしまうのです。
なので量は少ないですが、コーヒー豆が持つ美味しい部分だけを抽出していますので、とても澄んでいるコーヒーとも言えるのです。
美味しい部分だけを味わうというのがエスプレッソなので、その味は決して苦いだけではありません。
この記事を最後まで読んでくれたなら、きっと今までとは違うエスプレッソの味わいと世界が口の中に広がるはずです。
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