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Nature gives you the face you have at twenty; it is up to you to merit the face you have at fifty. (Coco Chanel)

コーヒーのことを少しだけ深く考えてみる その2

コーヒーから分かる貧しい国と豊かな国

 前回の記事↓ではコーヒー豆を作る国とコーヒーを飲む国、いわゆる生産国と消費国について書いた。

yusuke-k.hatenablog.jp

 コーヒー豆を作る国は経済的に貧しい国が多い。一方のコーヒーを飲む国は経済的に豊かな国が多い。今、世界中でコーヒービジネスは盛んである。世界でコーヒーが売り買いされる世界の取引規模は、1位の石油に次いで2位となっている。そんなコーヒービジネスは、実際に世の中に良い価値を見出せているのだろうか?果たしてどうなのか?これが問題なのである。

 

 コーヒー豆の作る人たちは、いくらくらい儲かっているのか?

 それは、1杯のコーヒーで考えると、約1%以下にすぎない。コンビニコーヒーだと100円で売られていて、その1%というと、わずか1円。これがコーヒー豆を作る人が受け取れる利益。スーパーや量販店で売られているコーヒーだと、約6%以下とされている。レギュラーコーヒー1パック500円だとすると、うち30円が生産者の手に渡る。これが現状だ。

 

 このような状態では、コーヒービジネスが世の中に良い価値を見出せているとはいえない。より良い世界を作っているとはいえない。生産者が受け取る利益は非常に少なすぎる。生産者はこの受け取った利益の中で、コーヒー豆の生産にかかるお金を払わなくてはいけない。生産の規模が大きくなれば、人手も必要だ。コストを考えるうえで、一番の負担となる人件費をこの少ない生産者の手取りからさらに払うことは非常に難しい。

 

 コーヒー豆を作る人たちが貰えるお金が少ないが、それと比較し実際にお店やカフェで売られているコーヒーの値段は高い。ではこの差額は何なのか?利益はどこへ行くのかが次の問題となる。

コーヒー豆を作る人たちが受け取るはずの利益はどこへ行くのか?

 

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 生産者がコーヒー豆(生豆)1㎏当たり受け取れる14セント。そこからコーヒーの生豆を焙煎する焙煎業者に渡るとき、価格は1.64ドルと一気に値段が上がる。これが、店舗に並ぶまでにいろいろな業者の手に渡り、最終的にインスタントコーヒーとして店舗に並べられるとき、イギリスの場合26.40セントとなる。加工処理などで重量ロスのあることを考慮しても、コーヒー豆が作られてから買い物客のかごに入るまでに価格は7,000%以上上がっていることになる。アメリカのスーパーに売られているレギュラーコーヒーに関しては4,000%近く上がっている。

引用 :「コーヒー危機 作られる貧困」(著 オックスファム・インターナショナル 筑波書房)

 焙煎業者は小売業者でもある。いわゆるメーカー。コーヒー豆を買い入れて、焙煎して、加工してレギュラーコーヒーやインスタントコーヒーとして販売する。世界で大きなシェアを誇っているメーカーは4社ほど。社名が知られてるゆえに、ブランドという客を引き付ける力もある。

 分かりやすく言えば、利益の多くはこれらの焙煎業者としてかかわっているメーカーにいっているというのが現状である。

 では、ここで述べたメーカーとか焙煎業者が悪いのかといえば、そうでもない気がする。

 続きはまた次の記事で。

 

コーヒーのことを少しだけ深く考えてみる その1

カップを片手に少し考えてみる

 コーヒーはを好む人は多い。世界中で飲まれている。スターバックスをはじめとする多くのコーヒーチェーン店も世界に続々と進出を果たしている。スーパーに行けば、おそらく世界中でコーヒーを購入することができる。日本では特にコンビニで100円で買えるコーヒーもあり、普及度は半端ない。世界中でなくてはならない存在だ。

 コーヒーを飲もうとカップを手に取ると、もう飲むことだけしか考えられない。多くの人がそうである。そこで、ちょっと考えを膨らませてみる。「コーヒー豆はどこから来るのか?」と。

コーヒー豆はどこから来るのか?

 知っていただろうか。コーヒー豆は赤道付近の国々で作られている。日本のように四季があったり、北極南極のように寒かったり、寒暖差があったりするような地域では作られない。暖かい地域で作られている。そして適度な雨も必要。主にどの国で作られているのか見てみよう。それが下の図だ。(2013年データ)

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 コーヒー豆を作っている国としては、ブラジルがダントツ1位。ベトナムが2位というのは意外であろう。アジアでもコーヒーが作られいることはあまり知られていない。ブラジルとベトナムで世界のコーヒー豆の半分を作っていることになる。1つ豆知識にでもなったのではないだろうか。

 ではここでもう少し生産国と呼ばれるコーヒーを作っている国を見てみる。何かきずくことはないか?発展途上国と呼ばれる国が多いのである。この図にある国以外でも多くの国でコーヒー豆は作られており、その数は約60か国。そして、そのほとんどは発展途上国発展途上国とは、経済的な問題を多く抱え、裕福ではない国のこと。貧富の差が大きかったり、貧しくて学校に通えない子供が多くいたり、その日暮らしの人々が多くいたりする国だ。そのような国でコーヒー豆は作られている。

 では一方で飲む国はというと、先進国だ。

作る人と飲む人

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 上の表は、「Import=輸入」「Consumption=消費」を表すもの。右側「Consumption 消費」を見てほしい。消費は「輸入したコーヒー豆をどれだけコンビニコーヒーに使ったり、スーパーで売られる製品にしたり、缶コーヒーに使ったりするか」を意味する。

 世界で1番多く消費するのはU.S、つまりアメリカだ。次にドイツで、日本はドイツの次に入る。日本は世界でも3番目にコーヒー豆を消費する国となる。日本はコーヒー消費大国だったのだ!そしてフランス、イタリアと続く(*ICO加盟国は除く)。これ以降の国も主に先進国が多い。経済大国アメリカを筆頭に、経済的に豊かな国で多く飲まれている。

 つまり、何が言いたいのかというと、「コーヒー豆を作るのは貧しい国、コーヒーを飲むのは豊かな国」ということ。

 世界が平和になるために、世界中の人々の暮らしが良くなるために、貧しい国といわれる国々はより良い発展を示していかなくてはならない。そして、一方の先進国と呼ばれる豊かな国は、貧しい国を助け、貢献していかなくてはいけない。経済活動とかビジネスとかいうものは、世の中に貢献し価値を見出さなければいけないもの。

 では、このコーヒーを考えるとき、果たして生産国である貧しい国、いわゆる発展途上国はより豊かな国になるための発展が見られているのだろうか? そして、先進国はきちんと貧しい国を助けられているのだろうか?

 もう少し考えを"深煎り"してみようと思う。続きはまた次回の記事で。

 

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