移民問題のグァテマラ、コーヒーは大丈夫か!?
中米からアメリカへ渡ってくる人々が多いようです。
日本にいれば危機感を感じることもなく、あまり関心がない人たちも多いと思います。
私もそうです。
しかし、中米という地域は、コーヒー豆の産地として世界的に有名で、高品質で貴重な豆もたくさん採れる国々なのです。
ひょっとすると、中米のコーヒーが飲めなくなるのではないだろうか?
ということを考えると、一気に関心度が高くなりました!
一体何が起こっているのでしょうか?
中米から大集団がアメリカを目指す
中米からの移民の大集団をキャラバンと呼びます。
約7200人のキャラバンが今、アメリカを目指し北上しているのです。
彼らは中米の国々ホンジュラス、グアテマラ、エルサルバドル出身者が多いとされています。
メキシコの南に位置している国々です。
そして、いずれの国もコーヒー豆生産が発展しており、良質なコーヒー豆を生産している国でもあります。
特にグアテマラのコーヒーは、標高の高い地域で採れたグアテマラSHB(ストリクトリー・ハード・ビーン)という最高級グレードのコーヒー豆があります。
甘みが強くてスイーツのようなコーヒー豆なのですが、それが今回のような問題で飲めないとなると、私個人的にはとっても大問題なのです。
なぜこれほどまでにアメリカを望む?
中米では治安の悪さや生活水準が低いことを背景に、アメリカへ渡ろうとする人々が多いようです。
治安の悪さにおいては、ギャング集団の影響が大きく、犯罪や暴力が後を絶たないようになっているのです。
国の経済活動も発達してはおらず、貧困が進んでいる状態なのです。
なぜ今この問題が表面化しているのか
移民の問題は、今に始まったわけではありません。
長い歴史の中では、かなり昔から移民の問題はありました。
ではなぜ、今回の移民問題はこれほど大きく表面化されているのでしょうか。
1つの理由としては、
規模が大きい上に、一斉に移動を開始したこと
にあります。
事の発端は、生活に苦しむホンジュラス市民がSNSで呼びかけたのをきっかけに、約7,000人がホンジュラスを一斉に出発したのです。
約7,000人のキャラバンは大半がホンジュラス人だということです。
そしてもう一つの理由には、
間近に迫るアメリカ中間選挙の影響もあるのではないか?
とも考えられます。
移民はアメリカ国民がかなり注目を置く問題でもありますし、だからこそ政府の移民問題に対する対応も重要となります。
結論、グアテマラコーヒーにはそれほど影響がなさそう…
どうやら、アメリカを目指している移民たちはホンジュラス人が多いようです。
そして、グアテマラがこの問題に関わる理由としては、
❏ 少なからずグアテマラ人もキャラバンの一員として存在していること。
❏ ホンジュラスを出発してアメリカを目指すルートの途中にグアテマラがあるという理由でグアテマラが騒がれている。
❏ メキシコ南部の対グアテマラ国境にかかる橋でキャラバンと治安当局が衝突したことで、グアテマラが騒がれている。
以上3つの理由が、グアテマラがこの問題に関わる理由なんではないかと思います。
アメリカを目指している彼らは主にホンジュラス人で、グアテマラ人ではないのでよかったー!とは思いますが、やはりグアテマラも含めて、中米諸国の治安の悪さは国際的にも大きな問題ということでもあります。
国家の大きな産業でもあるコーヒーが何か良い起爆剤になれば良いのですが。
ところで、グァテマラのコーヒーって美味しいの?
こんなにグアテマラっていうワードを連発しているので、気になっている方も多いと思います。
グアテマラのコーヒーって美味しいの?
っということですが、、、
私は1番好きなコーヒー豆の産地でもあります。
グアテマラは降水量、土壌、気温、気候などがコーヒー豆の栽培条件に最適な国です。
そして先ほど述べたSHBというコーヒー豆等級は、7等級のうちでも最高級のグレードなのです。
また標高1,350m以上で栽培された希少価値の高い豆でもあります。
適度な苦味とスッキリとした酸味、そして豊かでコクのある甘味を持ちます。
後味の印象も良いので、スイーツを食べた時のような幸せな気持ちにさせてくれます。
新鮮であるほどこの甘味が強調されますので、ぜひ一度皆さんにも試してほしいです!